理事長 挨拶

設立5周年を迎え 理事長 松山健士
令和7年4月1日
令和2年4月1日に創設された「経済社会システム総合研究所」は、会員の皆様はじめ多くの関係者の皆様方のご協力により、設立6年目を迎えることとなりました。この間、会員の皆様をはじめ関係者の皆様方から頂きましたご支援、ご協力に心より御礼を申し上げます。
設立後の5年間、経済社会システム総合研究所は「国家100年の計」プロジェクトの中核として「KAITEKI研究会」並びに「企業ガバナンス研究会」を設置し、様々なエビデンスを基礎としながら、企業や政府が取組むべき改革のあり方などについて様々な議論を行い、研究成果を生み出して参りました。
また、両研究会の研究は2つの提言、令和3年10月公表の「提言2021:Well-Being Capitalism(快適資本主義)の構築に向けて」及び令和6年10月の「提言2024:百年の計はWell-Beingにあり~無形・有形資産投資をメルクマールとして~」に結実し、各方面からも強い関心が寄せられたところです。
こうした2つの提言を経て研究が新たな局面に入ることを踏まえ、これまでの2つの研究会を統合し、ウェルビーイングが持続的に向上する未来の実現を目標とする新たな研究会「KAIATEKI未来研究会」を2025年度より開始いたします。
「KAITEKI未来研究会」では、内外の経済社会の動向や社会課題に関する国民の意識の変化などを把握しつつ、政府、企業、個人等の取組みのあり方などに関する研究を深化させると同時に、ウェルビーイングの向上とも密接に関連するサービス経済化の現状と課題(サービス部門の付加価値生産性の向上、製造業のサービス化等)についての調査研究を進めることとしています。さらに、関係機関とも連携して、ウェルビーイングの向上に関する社会的合意の形成、無形資産の重要性とその把握に関する共通認識の形成等に取組む予定です。
経済社会システム総合研究所は「KAITEKI未来研究会」を中心に、ウェルビーイング向上の実現に向け「新たな挑戦」を行ってまいります。ご関心をお持ちの皆様には是非ともこの取組みにご参加いただければ幸いに存じます。引き続き皆様のご理解、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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